私の大学時代の友人で息子がうつ病の治療を受けた。精神科も心療内科もうつ病治療に対するアプローチは変わらない。知り合いが医者だと言うこともあって、頼れる反面、頼りないところもあったし、力不足も感じた。息子もただ通っていただけという感じ。薬が出されるだけのうつ病治療法にいつしかもどかしさを覚えた。知り合いだけになかなか言えなかったが、正直に打ち明けたとき、いろいろな心療内科、精神科の事情、薬物療法についての怖さなど知ることができたのは唯一の収穫だった。またきっかけがきっかけだけに、息子のうつ病治療に時間を誰よりも割いてくれた(といっても話を聞くことと薬を出すだけだったが)。他のうつ病や神経症の患者にどう接していたのかは想像がつく。あまり他の医者と変わらない事務的態度だと思う。
最初に息子が通って薬をもらっていたのと、私たちが名医はいないかと探し回ったときにお世話になったが、はっきり書くことはあまりない。長男も不満を漏らしていて、最後はそんなものなんだなととらえるようになった。どういうことかというと、部屋に入って、医者がぶっきらぼうにどんな状況か聞いて、薬を出しておきます、だけという。名医と言われる人でもそうだった。本を書いて有名なだけで、名医といわれるだけなのかもしれない。
息子がインターネットで見つけたプログラム、うつ病治療法だが、それからしばらくして、私もいろんなツテをたどった中で、すすめてくれた人がいた。それでこれは!と思ったが、その偶然の一致に息子も希望を見いだした。そこで息子はうつ病が改善され、社会に復帰した。
おそらく(考えたくないが)、ここの名セラピストの先生に出会っていなかったら、息子はどうなっていたのか、考えることだに恐ろしい。
投薬のうつ病治療や副作用への恐怖と不信を持っている人、各種心理療法でもレベルが低いと感じている人は、受けてみることをお奨めします。
鬱病を克服するにはここが最適であり、唯一でした。
ある病院が取り入れているうつ病治療法で、薬に頼らない方法を模索している医者がすすめてくれた。そこで薬の量を徐々に減らしていけたのはまずありがたいことだった。薬の怖さを知ったあとでは、真っ先に薬の問題をどうにかしたかった。しかし息子は森田療法にどうも乗り気ではないようだった。結局うつ病そのものに効果は上がらず、また私たちはさまよい歩くことになる。
このサイトは息子のうつ病とうつ病に陥った家族への対応、抗うつ剤うつ病治療の是非について書いています